物語が好きな人へ。東映ゲームズ初パブリッシング3タイトル『KILLA』『HINO』『DEBUG NEPHEMEE』を発表。三者三様の新たな「ものがたり」を試遊体験とともに紹介

2026年4月24日13時、東映株式会社より、ゲーム事業ブランド「東映ゲームズ」の初パブリッシングタイトルとなる3作品が発表されました。

4月21日にブランド設立が発表されたばかりの東映ゲームズ。
今回お披露目されたのは、『KILLA』『HINO』『DEBUG NEPHEMEE』の3タイトルです。いずれも東映の既存IPを使ったものではなく、国内外のクリエイターと組んで生み出される、完全新規のオリジナル作品となります。

興味深いのは、東映が今回のラインナップを語るときに使った「ものがたり」という言葉の定義です。プレスリリースの中で東映は、『「ものがたり」とは単なる筋書としてのストーリーだけを指すのではなく、魅力的なキャラクターや圧倒的な世界観のいずれかが強烈に際立っているもの』と説明しています。

発表された3タイトルは、その答えを三者三様の形で示してくれるラインナップでした。

雨夜堂では、今回発表された3タイトルすべてを過去のイベントで試遊する機会に恵まれていました。
プレスリリースの内容と合わせて、イベント当時の試遊で感じたおすすめポイントも添えてご紹介します。

・東映ゲームズ公式サイト:https://games.toei.co.jp/
・東映ゲームズ公式X:https://x.com/toei_games

発表の要点

  • 「東映ゲームズ」の初パブリッシングタイトルとして、3作品を発表
  • 発表されたのは『KILLA』『HINO』『DEBUG NEPHEMEE』の3タイトル
  • いずれも東映の既存IPを用いたものではなく、国内外のクリエイターによる完全新規のオリジナル作品
  • 全タイトルがPC(Steam)対応、現時点でSteamストアページが公開中
  • 『KILLA』は2026年内発売予定、『HINO』『DEBUG NEPHEMEE』は発売日未定

『KILLA』 :「ラ」を殺せ。九人の容疑者と、悪夢の人形劇の世界

©2026 Black Tangerine / 東映

戦災で孤児院を焼かれ、荒野を彷徨っていた孤独な少女ヴァルハラ。
彼女に「生」の光を分け与え、家族以上の絆で結ばれた師匠が惨殺されてしまいます。死の際に師匠が遺した言葉はただ一つ——「ラを殺せ」。

やがてヴァルハラが導かれた不思議な島では、あらゆる願いを叶える「ティーパーティー」が幕を開けます。集ったのは、その名に「ラ」を持つ九人の容疑者。

『KILLA』は、悪夢のようなダークで幻想的な人形劇の世界を舞台にした推理アドベンチャー。
プレイヤーは「共鳴」の能力を使って容疑者の記憶へ潜入し、夢の断片を組み合わせて真実を編み上げていきます。
果たして、師匠を殺した「ラ」は誰なのか。

ライターが大阪インディーゲームサミット2025の試遊で感じた魅力ポイント

一番印象に残っているのは、世界観とビジュアルの雰囲気です。

鉛筆画のような繊細なタッチで描かれたキャラクターと背景は、まるで絵本のページをそのまま歩いているかのよう。
ステージ全体がイラストコラージュのように組み立てられており、画面のどこを見ても「絵」と構図の魅力が余すところなく発揮されています。

プレスリリースでは「悪夢のようなダークで幻想的な人形劇」と表現されていましたが、試遊で実際に画面を見たとき、その表現はとてもぴったりだと感じました。

体験版では、ストーリーの発端——主人公「ヴァルハラ」が復讐に乗り出すきっかけとなる師匠の死までが語られていました。何が起きているのかまだ掴みきれない謎と、これから始まる悪夢への不穏さが同居しており、続きが気になって仕方なくなる作りです。

絵本のように繊細でありながら、どこか不穏な世界に引き込まれたい。
そんな方に、オススメなタイトルだと感じました!

基本情報
  • タイトル:KILLA
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam)
  • 開発:ケンキツ団(Black Tangerine)
  • 発売予定:2026年
  • ケンキツ団 公式X:@Kill_the_LA

▼Steamストアでは体験版も配信中

『HINO』——絵師「やたら」が紡ぐ、少女ヒノと暗闇に灯る電球杖の物語

©2026.やたら / UnGloomStudio / 東映

暗闇が支配する世界で、少女は目覚めます。廃墟となった保育園で目を覚ました少女・ヒノ。
力なく倒れていた彼女に活力を与えたのは、一本の「電球杖」でした。目の前に現れる正体不明の怪物たち。そして、カフェオレ缶を欲しがる奇妙な相棒「もにもにスケルトン」。

二人は安息の地を求め、暗闇の中へと歩み出します。この暗闇世界に果てはあるのか。蔓延る怪物たちの世界を進むうちに、ヒノと、もにもにスケルトンは自分たちの正体へと近づいていきます。

『HINO』は、絵師・やたらがボールペンで紡いだ世界観を、ゲームとして体験できる作品。
原作とは異なる、もうひとつの「ストーリー」が、暗闇の先で待っています。

ライターが大阪ゲームパビリオン2026(3月)の試遊で感じた魅力ポイント

印象的だったのは、主人公たちのかわいらしいビジュアルと、ステージやモンスターの不気味さがおりなす、白と黒の繊細なコントラスト。

ヒノともにもにスケルトンの愛らしい姿に対して、登場するモンスターたちは手書きならではの不気味さ・恐ろしさを纏っており、追いかけられる・戦闘になると、独特の動きも相まってぞくぞくするホラー寄りの体験になりました。

ただ、ホラー一辺倒ではなく、謎のアイテム「カフェオレ缶」に目を輝かせるもにもにスケルトンのクスッと笑える一場面など、緊張のなかにふっと息を抜けるシーンが差し込まれていました。暗闇の不安と、そのなかにある小さくかわいらしい温度感。この同居が、世界に長く居たくなる魅力を表現しているように感じました。

かわいさと不気味さのコントラストに惹かれる人、手描き感のある独特なホラー世界を歩いてみたい
そんな人にオススメなタイトルと感じました!

基本情報
  • タイトル:HINO
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam)
  • 開発:UnGloomStudio
  • 発売予定:未定
  • やたら 公式X:@408seijin
  • UnGloomStudio 公式X:@ungloomstudio

▼Steamストア

『DEBUG NEPHEMEE』:「相手を深く知ることで攻撃する」、ネフェミーたちのデバッグの旅

この世界は「バグ」と呼ばれる異変にむしばまれてしまいました。住んでいるのは、ネフェミーという生きものたち。

持って生まれた使命、失くしてしまった記憶、大切なともだち。
『DEBUG NEPHEMEE』は、相手を深く知ることで攻撃できるという独特の戦闘システムで、世界とネフェミーを「デバッグ」する旅に出る一作です。

ライターが東京インディーゲームサミット2026の試遊で感じた魅力ポイント

試遊版では、キャラクターや世界観の説明は最低限に抑えられ、戦闘システム体験に重きが置かれていました。
「体験版なのでストーリーは割愛するね」と、ゲーム内キャラクターから直接告げられる粋な演出も。

戦闘は、相手の「バグ」を直すデバッグ作業として表現されます。
画面には4つのパネルが表示され、それをほぼ同時に操作して攻撃と防御、回復、バグをおこす構造です。
パズル、落ちもの、弾よけなど——一つ一つは難しくない要素なのに、それらを同時並行でこなさなければならないため、頭と指がフル回転します。

もしかしてバグらされているのは、こちらの方では?
プレイ中、思わずそんな疑念が頭をよぎりました。

戦闘システムとして同時に組み合わさった瞬間、一気に「戦闘」らしい緊張感と達成感が立ち上がります。
試遊中、思わず「なるほどぉ!」と声が漏れたほど。

ケモノテイストのキャラクターたちも魅力的で、刺さる人にはたまらないビジュアルです。
なぜこの世界に「バグ」が起きるのか、なぜバグを直せるのか。試遊版では物語の核心はまだ伏せられていましたが、独特の戦闘システムが物語とどのように結びついていくのか、続報が待ち遠しいです。

同時並行で頭と指を動かす忙しい戦闘が好きな人、ケモノキャラクターの世界観に惹かれる人。
そんな方にオススメなタイトルと感じました!

基本情報
  • タイトル:DEBUG NEPHEMEE
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam)
  • 開発:Nephemee Studio
  • 発売予定:未定
  • NephemeeStudio ノロマ 公式X:@noroma828

▼Steamストア

※以下、プレスリリース転載

東映ゲームズ初パブリッシングの3タイトルを発表!

東映株式会社(本社:中央区、代表取締役社長:吉村文雄)は、新規事業として設立したゲーム事業「東映ゲームズ」の、初のパブリッシングタイトルとなる 3 作品を発表いたします。

東映は、映画・ドラマ・舞台など、創立から 75 年の長きに渡ってさまざまな「ものがたり」を紡いできました。
そんな「ものがたり」が息づく作品を、今度はゲームという形で、東映ゲームズよりお届けして参ります。

ここで言う「ものがたり」とは、単に筋書としてのストーリーだけを指す言葉ではありません。魅力的なキャラクターや圧倒的な世界観。そのいずれかが強烈に際立っているものもまた「ものがたり」であると定義しています。

東映が国内外の才能あるクリエイターと共に贈る、最初の 3 タイトルをご紹介いたします。
今回のラインナップは、どれも東映が保有する既存の IP を使用したものではなく、すべてが完全新規のオリジナル作品となります。

『KILLA』

©2026 Black Tangerine / 東映

©2026 Black Tangerine / 東映

「ラ」を殺せ。

戦災で孤児院を焼かれ、荒野を彷徨っていた孤独な少女ヴァルハラ。彼女に「生」の光を分け与え、家族以上の絆で結ばれた師匠が惨殺された。死の際、遺した言葉はただ一つ――「ラを殺せ」。

やがてヴァルハラが導かれた不思議な島で、あらゆる願いを叶える「ティーパーティー」が幕を開ける。集ったのは、その名に「ラ」を持つ九人の容疑者。

悪夢のようなダークで幻想的な人形劇の世界を舞台にした推理アドベンチャー『KILLA』。プレイヤーは「共鳴」の能力で容疑者の記憶へ潜入し、夢の断片を組み合わせて真実を編み上げねばならない。

果たして、師匠を殺した「ラ」は誰か。美しくも残酷な舞台の幕が今、上がる。

『HINO』

©2026.やたら/ UnGloomStudio / 東映

絵師「やたら」がボールペンで紡いだヒノたちの世界が、
ゲームとして息づく…

暗闇が支配する世界で、少女は目覚める。廃墟となった保育園で目を覚ました少女、
ヒノ。力なく倒れていた彼女に活力を与えたのは、一本の「電球杖」だった。目の前に現れた正体不明の怪物達たち。
カフェオレ缶を欲しがる奇妙な相棒「もにもにスケルトン」。

二人は安息の地を求め、暗闇の中へと歩み出す。この暗闇世界に果てはあるのか。
蔓延る怪物達の世界を進み、ヒノと、もにもにスケルトンは自分たちの正体へと近づく。
原作とは異なる、もうひとつの「ストーリー」が紡ぐ衝撃の真相。すべての謎は、暗闇の先であなたを待っている。

『DEBUG NEPHEMEE』

Ⓒ2026 Nephemee Studio / 東映

Ⓒ2026 Nephemee Studio / 東映

バグに抗え、使命を果たせ

この世界は「バグ」と呼ばれる異変にむしばまれてしまった。
住んでいるのは、ネフェミーという生きものたち。

持って生まれた使命、失くしてしまった記憶、大切なともだち――
相手を深く知ることで攻撃できる戦闘システムで、世界とネフェミーを『デバッグ』する旅に出よう!

  • タイトル :DEBUG NEPHEMEE
  • 対応プラットフォーム :PC(Steam)
  • Steam ストアページ :https://store.steampowered.com/app/3965750/DEBUG_NEPHEMEE/
  • 開発 :Nephemee Studio
  • NephemeeStudio ノロマ 公式 X:https://x.com/noroma828
  • 発売日(リリース日) :未定


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